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CGIでよく使われるスクリプト言語「Perl」について簡単に解説します。
ここは入門書が目的ですから、難しい内容は書きません。難しい内容を期待される方は他の解説サイトを探されるか、書籍等を参照ください。
手っ取り早く理解するには実例を見ていただくのが一番だと思いますので、まず、Perlで書かれたスクリプトファイルの大まかな構成を紹介しましょう。
---------- 例 1 ここから ----------
#!/usr/bin/perl
print "こんにちは(^^)\n";
exit;
---------- 例 1 ここまで ----------
この簡単なものについて解説します。
一行目:#!/usr/bin/perl
これはサーバー上でのPerlのパスを「#!」に続けて記述します。
これを書いておかないと動きません。なぜなら、Perlスクリプトはそのファイル
自体が実行可能ファイルではなく、「Perl」というプログラムに渡されて初めて
実行されるからです。
これを宣言しておけばシステムが「このファイルは/usr/bin/perlで使う物」
だというのが判るのです。
ただし、Perl for Win32では一行目の「#!」が無効になっていたりします。
(でもCGIで使おうとしたら必要になったりするのでやっかいです。)
Perlのパス(場所)はサーバー上で「which perl」とするか、プロバイダにお問い合わせください。
二行目:print "こんにちは(^^)\n";
これは"こんにちは(^^)\n"という文字列を標準出力に書き込め、
という命令です。最後の「\n」というのは改行文字です。
標準出力というと判りにくいかもしれませんが、通常、printでは画面に表示
されるもの、と思ってください。
※CGIだとそれが出力になりますから、HTTPヘッダが必要になります。
三行目:exit;
これで、スクリプトが正常終了します。
たいていのものはこれと同じ形をしています。この例との違いは二行目の命令文がたくさんあり、
もっと色々な処理をしているということだけです。
一行目を例外として、各行(というより、各命令)は「;」セミコロンで終わり、「#」以降行末まではコメントとして扱われます。
そして通常、コメントと一行目以外では、改行と引用符外の空白文字は無視されます。
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